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しのだの森ホスピタルの基本的な理念である「癒しとおもてなし」を基盤とし、安心と安全のもと「心の通う看護の実践」を目指します。
精神科医療を必要とするかけがえのない人々と、ともに考え、ともに語り合い、その人らしい生き方と暮らし方を追求した看護を提供します。
「どのように生き、どのように暮らすのか」の視点で、自律・倫理・人権・安全・癒しの科学的看護の追及に努める。
当院看護部は、患者さまの尊厳と人権を尊重し、気持ちに寄り添うよう心がけております。また治療への動機づけを支援し、自然治癒力を引き出しながら、社会生活の可能性を広げる看護を目指します。
そのうえで高い倫理観を持ち、能力の維持・向上に努めることは、専門職業人としての責務であります。当院では、看護部独自の教育委員会を設置し、OJTや院内研修の充実はもとより、院外研修への参加も積極的に行っています。加えて最近では、日本医療科学大学が実施する「ストレングス焦点型移行期支援モデル」の実践研究にも協力するなど、教育に力を入れております。
また現在、当院に在籍する精神科認定看護師が携わり、独自のクリニカルラダーを開発中です。目標管理を徹底し、新人職員はもちろん、あらゆる看護職員が自身の役割を認識し成長していけるよう、体制づくりに努めていきます。
一方で、活力を持って働き続けるために、ワークライフバランスの実現にも取り組んでいます。勤務表は仕事とプライベートの両立ができるよう作成しており、有給取得率も98%とかなり高い水準にあります。
精神科の看護師は、その人を多角的に理解し、丁寧に向き合う実直な姿勢が重要となります。また「人と人」「医療現場と社会」をつなぎ、チーム医療では中心的役割を担うと考えます。そのような中で仕事は重い責任が伴いますが、やりがいは大きく、患者さまの支えになることは自己の成長にもつながります。
私たちの理念や活動に賛同してくださる方を当院看護部は歓迎します!一緒に働ける日を楽しみにしております。
この病院に就職して22年目(2022年現在)を迎えました。これまで育児休暇を取得しつつ、3人の子どもを育てながら、病棟(急性期、療養)から外来、訪問看護までさまざまな経験を積み、各部署の特色を理解することができました。これらの経験を活かし、包括的なケアを目指してまいります。
しのだの森ホスピタル看護部長
山崎由紀
うつ病などのストレス関連疾患を対象とした療養病棟です。豊かな自然の中で、薬だけに頼らない多角的な治療(ホリスティック医療)を実践しております。患者さまが安心して休めるよう全室個室とし、身の回りのお世話をする病棟コンシェルジュも配置しております。
患者さまの心に寄り添う傾聴を大事にしております。加えて、認知行動療法やSST(社会生活技能訓練)など安定した社会生活を送るために必要となる知識を、プログラムを通して患者さまへお伝えしております。
実際の支援では、クリニカルパスや患者さまパスを使用し、効果的な入院治療を受けられるよう工夫しております。また、コンシェルジュ(看護補助者)と協力して、病院のコンセプトである「癒しとおもてなし」を踏まえたサービスと環境の提供も行っております。
病気の始まりである急性期から回復期まで、病気の回復段階に合わせた療養、治療を行います。病室はクラスター(房)ごとに分かれており、様々な症状・状態に対応できるような病棟設計がなされております。また、患者さまが早期に退院・社会復帰できるよう、多職種によるカンファレンスを行い、チーム医療を行っております。
精神症状が悪化し、集中的な治療が必要な方が入院される病棟であるため、症状の鎮静を最優先に考えております。そのうえで、患者さまの状態を理解・把握し、心身の安静や安全の確保に努め、症状に合った様々な治療を行っていきます。
また患者さまはもちろん、ご家族の声にも耳を傾け、相談できる安心安全な場所や心に寄りそえる看護の提供を心がけております。
今後は、きめ細かいより個々に適した看護を目指すため、看護診断やクリニカルパスの導入、リハビリテーションの充実を予定しております。
社会復帰訓練などに課題があり長期入院を必要とする患者さまに対し、退院とその先の社会復帰に向けた支援を行う病棟です。退院が近づいた患者さまには、今後の社会生活に向けてグループホームの体験入所や在宅支援を行います。またADL(日常生活動作)が自立されている患者さまには、作業療法や看護師が開催するプログラムへの参加を積極的に促していきます。
退院後に自分らしい社会生活を送れるよう、個別性を大切にし、時間をかけてじっくりと患者さまに関わっております。
社会復帰病棟という役割を担うため、退院支援のための作業療法を作業療法士の協力のもと月に4回実施。また、医師や他職種との連携や情報共有を重視しており、毎月のカンファレンスのほか、ミニカンファレンスも随時実施します。
一方で、長期入院となっている患者さまのことを考え、病棟レクリエーション(誕生会、外食、季節行事など)も毎月開催しております。
慢性期で、内科合併症のあると日常生活援助が必要な方を対象とした病棟です。ADL(日常生活動作)や認知機能の低下した患者さまが多いため、精神症状の安定を図りつつ、生活リズムや心身の機能を整えられるよう援助していきます。また、入院生活が長期化した患者さまに対し、季節を感じていただくための折々の行事を行っております。
患者さまの想いに配慮しながら、一人ひとりに寄り添う思いやりのある看護を目指しております。主な看護として、①安全の確立と心身の残存機能低下の予防 ②身体合併症の看護 ③急性増悪への看護 ④薬物療法と精神状態の観察の4つが挙げられます。
高齢の患者さまも多いため、低下しがちな体力や免疫力を向上させ、合併症予防を兼ねた身体管理も重要な課題であると捉えております。また、内科合併症が増えるなかで、新たな治療に取り組むことも大きな役割だと考え、現在はユマニチュード(人間らしさを取り戻すケア)を用いた看護を強化しております。
外部から病院に通われる方の診察を対応しております。診察はすべて予約制となっており、予約システムを導入して患者さまの待ち時間が最小になるよう工夫しております。
どなたにも安心してご利用いただけるよう、病院のコンセプトである「癒しとおもてなし」の心を常にもち、患者さまへの支援や外来エリアの環境美化を行っております。
また、外来には「患者サポート体制」の窓口を置いており、入院・外来問わず患者さまやご家族さまの相談をお受けできるよう、他職種と連携をとりチーム医療に取り組んでおります。患者さまのニーズに合わせ、訪問看護や各病棟、デイケアなど、適切な資源に繋ぐ役割も担います。
外来通院中の方や退院を控えた入院中の方の自宅を訪問し、治療の継続やより良い生活の達成を支援しております。
訪問エリア:八千代市とその周辺の市町村の一部(半径10㎞圏内)
訪問回数 :1~2週間に1回 ※患者さまの状態によって異なります
訪問時間 :30~45分(目安)
主な役割として、①不安定な精神・心理状態に対処するための支援 ②健康生活のための助言 ③服薬支援 ④生活の自立や社会復帰の支援の4つが挙げられます。病気も含めた「自分らしさ」を大切にしながら、患者さまの健康的なところを高め、ご本人とご家族が安心して地域生活が送れるようお手伝いいたします。
また、患者さまの在宅生活をさらに応援するべく、入院時から患者さまとのかかわりをもち、退院前訪問や服薬指導を行っております。